Birthday-Present
(夜テシイア:ココロ 様より)
青の領域は次第に狭められ、今や橙と赤が高い海そらを浸食している。
溺れそうだ、溺れてしまいそうだ、溺れてしまえそうだ。
そのくらいに海は高い。
この河原には楽しかった記憶も悲しかった思い出も嬉しい過去も哀しい連続もある。
全てはそうなのかもしれない。
相反するものばかりではなくとも、一面だけで世界は成立しない、存在し得ない。
そういうことなのかもしれない。
笑った場所で泣き崩れ、涙したときに優しい手を差し出され、繋いだ手の先に苦しみを見出す、そして再び歩き出せるなら。
青の領域は次第に狭められ、今や橙と赤もまた深きに沈められ、手の届かない深藍が海を侵食しつつある。
「行くぞ、一護」
差し出される手、寄越される眼差し。
傾けられる想い。
哀しい夕焼けはこの日に終わるためだったのかもしれない。
お嫁にいただきました!(笑)
思いがけず頂いたとても嬉しいプレゼントでした。自慢の宝です!
上の短文は絵を頂いたときに思い浮かんだもので、絵の雰囲気を壊していなければいいのですが。
本当に嬉しい誕生日になりました。
ありがとうございます、大好きです!